渡邊 信
Shin Watanabe
全日本実業団少林寺拳法連盟会長
財形信用保証株式会社 代表取締役会長



<略歴>

昭和42年3月  東京大学法学部卒業
 同年  4月  労働省入省
平成13年1月  厚生労働審議官
平成14年8月  辞職
平成17年6月  中央労働金庫理事長
平成23年7月  現・財形信用保証株式会社 代表取締役会長
不惑の年のあらたな誓い
  − 全日本実業団少林寺拳法連盟の設立40周年記念誌より −

全日本実業団少林寺拳法連盟が発足40周年を迎えましたこと誠に慶賀に堪えません。この道のりは決して平坦なものではなかったと想像に難くないところです。今日まで実業団少林寺拳法連盟を支え発展させてこられた諸氏の貢献に深甚なる敬意を表する次第です。

少林寺拳法が宗道臣開祖によって香川県多度津の地に創設されたのが1947年、全国的発展のなかで開祖の意を受け関東実業団少林寺拳法連盟が結成されたのが1970年、ここを拠点として同年全日本実業団少林寺拳法連盟が誕生し、以後、関西・東海の実業団少林寺拳法連盟が結成されていきました。設立の意義は、人々の働く環境の中で、ひいては実業界・経済界に「自己確立・自他共楽・理想境実現」の理念を普及していくことにありました。

この40年間、世界も日本もそして自然環境にも大きな変化がありました。一昨年のリーマンショックを振り返るまでもなく、私たちを取り巻く状況はむしろ混沌の度合いを強めているといえましょう。人類の英知によって必ずこの苦難は克服しなければなりませんが、人づくりを本義とし、平和で豊かな社会の建設を目指す少林寺拳法もいま改めて創設の精神の発揮が求められていると言えましょう。

アメリカ先住民の伝承に「自然は子孫からの預かり物」という言葉があるそうです。私たちは、子孫から預かった地球を大切にし、持続可能な福祉社会を築くためにも「知命の年」を迎える2020年までには、関東・関西・東海のみならず、職域少林寺拳法部の母胎となる各地実業団連盟の結成に努め、輝かしい実業団少林寺拳法連盟の半世紀を迎えたいと思います。

「井戸を掘った諸先輩への感謝の気持ちを忘れることなく、新たな峰を目指す清清しさ」をもって新しい時代を拓いていきましょう。
ともに日々歩まん! ともにいい汗を流しましょう!