谷合孫三郎
Magosaburo Taniai
第6代 関東実業団少林寺拳法連盟理事長

武蔵村山市役所少林寺拳法部 部長
経済困難の今こそ、実業団拳士の出番 (会報少林寺拳法2004年4月号〜抜粋〜)

長引く不況の下、企業・法人の体力が落ち、その余波として実業団各地の少林寺拳法部が苦境に陥り、さらには休部・廃部を余儀なくされている状況は周知のとおりです。各地の職域少林寺拳法部は現在、逆風の真っただ中にあるといえます。しかし、そのような中、昨年9月、企業に一つ少林寺拳法部が誕生し、関東実業団連盟に加わったことは、希望の光が見出せます。

労使の雇用関係も不安定で、リストラ、配置転換、経営縮小、業界再編といった処遇激変に生活が翻弄されている同僚に、潤いと輝きを与え、明日への希望につなげることが実業団少林寺拳法部に籍を置く私たちの役割ではないでしょうか。出口の見えない経済困難という今こそ、実業団拳士の出番なのです。

「明」るいという文字は、みずから輝く太陽とそれを受けて光を反射する月が複合してできています。部長は幸福運動の理想に燃え、みずから太陽となって少林寺拳法部を輝かせねばなりません。

部長が無私なる情熱を傾けるほど、拳士がこれに応え、部全体が文字どおり明るくなる。無論、部が一丸となって光を放つなら、職場全体が輝き、活性化するのです。

どんな国家も究極のところ、企業・法人、役所、諸団体、地域社会の集合体であり、その基盤単位は各家庭にあります。まずは家庭を大切にしなければなりません。少林寺拳法の行事も家族同伴で楽しめるものでなければならないと思っています。家族の支えがあってこそ、少林寺拳法ができることを忘れてはならないのです。家庭から社会、世界に至るまで、自己確立・自他共楽は同心円でつながっているのですから。

官公庁14、企業18の少林寺拳法部からなる関東実業団連盟では大会をはじめとして、部長を対象に新春懇親会&ボーリング大会、年2回の部長研修会を行い、拳士全員を対象にしたものとしては研修会や皇居一周マラソン大会を行っています。これらの大会や行事の運営は各少林寺拳法部で役割分担し、皆が平等に共につくりあげていく喜びを分かち合っています。

この21世紀社会において、実業団のさらなる発展は時代の要請となっているものと誇りを胸に、少林寺拳法部のあるすべての職域に輝きをもたらすため、さらに質・量ともに大きな連盟づくりを目指したい。