今回は、全日本・関東実業団連盟の会計を担当してくれている生方部長の龍華拳・逆小手を紹介いたします。

龍華拳 逆小手
東洋エンジニアリング少林寺拳法部 生方千裕 部長 大拳士六段

この技への思い、コツ 初めて逆小手を掛けられた時には、何で自分が倒されたのか訳が判らずびっくりしました。

技の習得で苦労したのは、特に、相手の手首が柔らかい時に、うまく倒せないことでした。
掛ける時のコツとしては、鈎手守法をした時に相手がつま先になるような位置に自分を置くこと、掛手の肘を張り合掌の形をつくること、倒すときには攻者の拳頭を攻め続けること、と思います。

技の指導の時には、全体から個別への説明をする様に気をつけています。
逆小手で言えば、体捌を中心にした全体の動きを説明し、次に鈎手守法をし・逆小手を掛け・倒し・固めるという各段階の掛手及び捌手等の個別解説をし、最後になぜその様な動きをするのかという原理を説明する様に心がけています。

入会の時期、動機 少林寺拳法との出会いは大学時代です。
中学・高校と剣道をやっていたのですが、大学では素手による護身の技を身につけたいと思い、格闘系のクラブを見てまわりました。
怖そうな先輩が集まっていた空手部の隣りに、見た目優しそうな先輩が集まって楽しそうにやっていた少林寺拳法部に惹かれて入部したのがきっかけです。

先輩が指導する練習は剛法が中心で厳しかったですが同級生と励ましあいながら何とか乗り切り、自分達が上級生になった時には結構和気藹々と練習をしていたと思っています。

就職した今の会社にたまたま少林寺拳法部があったのでそのまま転籍し、気がついたら部長になっていました(笑)。

少林寺拳法を続けていて良かったと思うこと 修行を初めて30年、部長になって23年。自分自身も練習時間が思う様に取れずに、部員数が非常に少ない時期が何年も続き休部しようかと思った時期がありましたが、周りに人に励まされて細々と活動を続けた結果、ここ5−6年は部員数も増え、大会にも出場できる様になりました。
今では、部員が昇級したり、大会で入賞したりした時に見せてくれる顔を見るのが、楽しみとなっています。

部運営で心がけていること 入部して数年経つと、海外勤務になったり、結婚したりして、練習に出てこれなくなり、なかなか初段までたどり着けない部員が多いのが実情です。
縁あって少林寺拳法を始めた拳士に、新しい技ができる様になる喜び、お互いに技を掛け合って成長してゆく楽しさを体験してもらえる様に、そしてできれば初段までたどり着けるように、都合によい時間に練習ができる様に工夫をしています。
通常練習に出てこれない拳士のために、朝練習を行なったり、週末他の支部で練習をさせてもらったりしています。

又、海外勤務している仲間、或いは、結婚・仕事等で中々練習に出てこれない仲間にも、社内メール等を利用して支部の活動状況を連絡することにより、復帰しやすい環境をつくりのも自分の仕事だと思っています。

2010年1月1日掲載