今回は、全日本・関東実業団連盟の理事長をされているJFE千葉少林寺拳法部 根本部長の龍華拳・小手巻返を紹介いたします。

龍華拳 小手巻返
JFE千葉少林寺拳法部 根本武美 部長 准範士七段

この技への思い、コツ まだ級拳士のころ、2段の先輩にはじめて掛けられた時、左手首が痛くて悲鳴をあげたことを覚えています。
丁字で内手首をきめられ、為すすべがなく巻き落とされ、閂固めできめられたのです。

いざ掛けてみると、手に力みが入り、なかなか掛からない技であり、長年悩んだものでした。
現在は、攻者の掛け手を巻きながら正中線に捌き、軽く上方に体を浮かせ、一瞬にして巻き落とすように掛けています。

このとき、左の添え手は攻者の母指丘に力まず掛けて引き、掛け手の丁字ははじめは軽く掛け途中からは手首を殺し回転をかけるように操作させ極めます。

後輩に指導する時は、はじめは片手のみで大きく体捌きして巻き落としの感覚を十分体感させるようにしています。

入会の時期、動機 少林寺拳法との出会いは、30年前同じ職場に転勤で来られた初代川鉄千葉支部長(現在のJFE千葉少林寺拳法部)の折本要先生に出会ったことでした。

会社でクラブを設立するというので健保の道場に見学に行きました。はじめて掛けられた技は龍王拳第一で、小手抜きされたあと、何発も連続して突き蹴りが来て何がなんだか分からなかったことを覚えています。
また、上膊捕りの痛さにもびっくりしてこれは私の目指す武道だと思い入部したのです。

はじめのうちは出稽古にもよく行きました。お世話になったのは勝田台道院の小野寺米蔵先生です。ボーイスカウトの話や手品が今でも印象に残っております。

その後、2代目 辻 新滋部長のあと引き継いで16年が過ぎました。はじめは拳士も少なくなり廃部も考えた時期もありましたが、部員の協力もあり徐々に増えて行き、現在に至っております。

少林寺拳法を続けていて良かったと思うこと いつの間にか30年が過ぎました。その間、休んだ年もなく、よくここまで続いたものだと我ながら思うしだいです。

その間振り返ってみて良かったと思うことは、少林寺拳法を通じて多くの先生方と拳士の皆さんにお会いできたことです。その出会いから素晴らしい生き方を学びとることができました。常に、人づくりと社会貢献が感じられました。

所属内における週3日の稽古と合宿や飲み会は、ストレス発散となり、健康増進に十分役立っています。
それと約15名の少年少女の拳士とのふれあいも生き甲斐の一つです。大会でメダルを獲得した時の喜び溢れる笑顔は勿論ですが、元気に道場を駆け回ったり、一所懸命 鎮魂行を行なう姿を眼にすると微笑ましく将来が楽しみになるのです。

部運営で心がけていること 一時期、稽古も含め何もかも自分で処理していた時期があり、加えて仕事の都合で稽古も毎回出られないことがありました。部の運営が低下したことは言うまでもありません。

率直に部員に相談したところ、毎年4月に部内の総会を開催し、会計や幹事等、役割分担と年間スケジュールを決めることになりました。
また、私からの連絡は定期的にEメールで流すようにしてからは運営もうまくいくようになりました。やはり、自分ひとりではなく全員協力する体制づくりが大事です。

もう一つ、元旦に新しく立ち上げた実業団のホームページも部員に紹介したので楽しみに見てもらっています。
理事長としての私の活動や大会の写真、記事が載っているので大変興味をもってくれています。
勿論、行事予定等の情報が共有できるので助かっています。今後は、部員の勧誘にも積極的に活用して行きます。

2010年7月10日掲載