根本武美
Takemi Nemoto
第3代 全日本実業団少林寺拳法連盟理事長

JFE千葉少林寺拳法部 部長
発表!40周年記念事業テーマ
   〜「志を引き継ぐ」〜

開祖の命を受けて発足した実業団少林寺拳法連盟は、日本経済の成長と共に歩み続け、今年設立40年目を迎えました。職域における少林寺拳法の普及活動は、官公庁・民間企業を問わず、日々の活動が共感の輪を広げて現在に至っています。

少林寺拳法の拳士は、修行を通じて強くて優しい人格を形成し、開祖の志である「半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを」を実践、職場の信頼されるリーダーとして活躍し続けてきました。こうして実業団連盟はこの40年間、職域を中心に「人づくりによる 国づくり」に貢献してきました。

しかしこれからは、実業団の拳士達が、正念場を迎える時代と言えます。一昨年のリーマンショックによる経済不況の影響は、依然色濃く残っており、世の中は、特に若者にとって大変厳しい状況と言わざるを得ません。後輩拳士が減少傾向にある現実が物語っているように、普及は更に難しくなることでしょう。

節目となる40年目の今年、そんな逆風に立ち向かうため、一人ひとりの拳士が叡智と行動力を武器に、一丸となって記念事業の推進に取り組むことが、急務となります。
たとえば今年リニューアルしたこの実業団ホームページ、情報の共有化を進めながら、活性化の足がかりとなることを目的としています。他にも全国の実業団支部の結束を強めようと、さまざまな記念事業が企画されています。全国は広く、まだまだ意思疎通が難しい点もありますが、一人でも多くの拳士のご協力ご参画をお願いしたいと思います。

さて、この場を借りて、一連の40周年記念事業の統一テーマを発表させていただきます。
40年の歴史を背景に、今私たちの置かれた環境を鑑み、「志を引き継ぐ」に決定いたしました。

 

「志」という文字は「武」と同様、会意文字の一つです。「士」の元は「之」であり「足」、すなわち進むことを意味しています。「心」は文字通り「希望」や「思い」をあらわします。ここから「志」の語義を「何かをしたいと思うこと。特に、将来に対する希望や願望をかなえようとする決意」と捉えることができます。

現役の部長は、後継者となる若手の育成を常に考えてください。人材の育成には、5〜10年の年月が必要です。気がついたら定年を目前に迎えてしまったが、後継者がいなかった・・・などという状況に陥らないよう、常日頃から計画性をもって、確実に後継者を育成し、バトンを手渡す準備をしていくことも、指導者に求められる大切な役割だと考えます。

また、拳士の皆さんは、部長を助けながら、自らの可能性について前向きに考え、行動していただきたいと思います。部長になることもあなたの選択肢の一つです。世代交代のタイミングや転勤等もチャンスと捉えてください。もし、自分が部長だったらこうする、こんな部にしたいと考えてみてください。部全体の舵取りを考えることは決して楽なことではありませんが、だからこそやりがいのある挑戦と言えます。

皆さん! 自らの手で未来を切り拓く、という決意をもって進みましょう!


参考:フリー多機能辞典「ウィクショナリー日本語版」( http://ja.wiktionary.org/wiki/志 )

4月1日   合掌