根本武美
Takemi Nemoto
第3代 全日本実業団少林寺拳法連盟理事長

JFE千葉少林寺拳法部 部長
武士の魂
 〜松木長實初代全日本実業団理事長を囲んで〜

東日本大震災で被害に遭われた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。また、お亡くなりになられた方々に対し、心からお悔やみ申し上げます。被災された方々が1日でも早く、再び安心した生活に戻れるよう願っております。

4月9日に東京センターにて関東実業団少林寺拳法連盟の総会を開催いたしました。総会後の懇親会には松木長實初代全日本実業団理事長(現・副会長)も同席されました。その席で松木先生より震災支援についてのお話があり実業団の拳士に向けた大変素晴らしいお言葉を頂戴しました。この場を借りて、ご紹介させていただきます。

「幕末の時代は、日本の将来を憂いた多くの若者が命をかけて明治維新をやり遂げた! 坂本龍馬をはじめ多くのサムライが出ましたね。その志は「武士の魂」から発せられている。これは私が常々大切に思っていることです。

武士の魂の一つ目は、「惻隠の情(愛、思いやり)」である。もともと武士は気の毒な境遇の人、あるいは困っている人や子供に、特別な気持ちをもってやさしく対処してきたのです。開祖も義理人情に厚く、話を聞くと直ぐに涙を流された。人一倍思いやりがある人だった。

二つ目は、「卑怯を憎む心」である。弱いものいじめはしない、大勢で一人を殴らない、女性を殴らない、人の弱みに付け込まない、うそはつかない、言い訳はしない、・・・等である。これを破れば恥であり卑怯者として扱われるのである。今の世の中、政治やマスコミをはじめ、多くがこの精神に欠けていると思われる。

三つ目は、「人の道」である。簡単に言えば正義である。「丹識」と云う言葉もあてはまる。丹力と認識・知識がなければだめです。自分がやっていることが本当に世の中の人のために役立っているのか、その認識が必要です。間違った考えはだめなんです。開祖はそういった気持ちをもって、実業団連盟設立を命じられた。勿論、実業団を信頼してのことでした。

今、震災と原発事故で復興が急務である。この日本人が受けついてきた「武士の魂」を忘れずに皆さん取り組んでほしい。お願いします!」

全日本実業団連盟は今回の震災の復興を支援していきます。すでに実業団連盟として少林寺拳法グループの義援金口座に寄付を行いました。そのほかにも、各実業団連盟・所属実業団支部・後援者にお声掛けし、それぞれ自主性を尊重しながら振り込みしていただいております。
また、実業団連盟イベント用に準備していた子供用お菓子を、恐怖や不安と闘っている子供たちに食べてもらうと現地道院に送付いたしました。

今後の支援予定としては、一過性の支援にならぬよう長期的視野に立ち、これからの3年間、半年毎に現地情報を分析し、最適な支援策を展開していきたいと考えています。どうぞ各支部の皆様にもおかれましても、支援のご協力をよろしくお願い致します。

2011年 年4月17日
全日本実業団少林寺拳法 理事長 根本武美